水疱瘡
4月になりいよいよ新年度がスタートします。

この春からお子さんが幼稚園や保育園に通うようになり、少しだけご自分の時間が持てることがちょっと嬉しいような、家の中が急に静かになって何となく物足りないような、そんな不思議な思いを感じているお母さんもいらっしゃるかもしれません。

でも「なんだかちょっと淋しいわ」なんて思うのも束の間です。

初めての集団生活がスタートすると、お子さんは色々と有り難くないモノを貰ってきたりするんです。

そこで本日は、新生活がスタートする春先に流行する感染症、「水疱瘡」についてお話ししたいと思います。


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水疱瘡ってどんな病気?その症状は?


「水痘帯状疱疹ウィルス」によって起こるとても感染力の強い病気で、感染した場合出席停止となってしまう学校感染症に指定されています。

主な症状は発熱と発疹で、まず最初に現れる症状は発熱です。

37度程度の発熱があり、食欲低下や軽い頭痛などが起こります。

発熱期間は3日間ほどですが、小さなお子さんの場合平熱が比較的高いためか、この初期症状に気付かない場合があるので気を付けましょう。

次に虫さされのような小さな発疹が現れます。

何だろうと思っていると、数時間後には発疹が膨らんで水膨れになり、お腹や背中、頭皮やまぶたの裏側など、所構わず体中に広がります。

水膨れは強い痒みを伴うため、我慢できず掻き潰してしまうことがありますが、跡が残ってしまうので掻き潰さないよう注意しましょう。

1週間から10日程経つと、水膨れはかさぶた状になりやがて剥がれ落ちて行きます。

かさぶたが剥がれ落ちるまで、3週間程度掛かります。


入浴しても大丈夫?お風呂でうつる可能性は?


お風呂でうつる可能性はゼロではありません。

水膨れの中には、病気を引き起こす原因ウィルスが沢山存在しています。

入浴で体が温まると痒みは増します。

痒さが増して水膨れを思わず掻き潰してしまったら、そこからウィルスは風呂水の中へ。。。

お風呂のお湯からうつる可能性や掻き潰した箇所から細菌が侵入する危険性も考えると、水疱瘡にかかったらたとえ発熱がなくても入浴は控えた方が良いでしょう。

汗をかいてどうしても気になると言うときは、発熱の無いことを確認してから、ぬるめのお湯で軽くシャワーを浴びるようにします。

ただし発熱があるときは、入浴はもちろんシャワーもNGです。

また完全にかさぶたが剥がれるまではタオルなどからもうつる可能性がありますので、タオルの共有は避けた方が良いですね。


出席停止期間はどのくらいですか?


先ほどもお話ししましたが、水膨れの中には病気を引き起こす原因ウィルスが沢山存在しています。

水膨れがある間は他の人に感染する危険があるのです。

つまり水膨れが完全にかさぶたになるまでは、幼稚園にも保育園にも通うことができません。

これは学校保健安全法に定められていて、学校感染症に指定されています。

完全にかさぶたになるまでの時間(出席停止期間)は人によりまちまちですが、水疱が出始めてからおよそ1週間くらいが目安です。

かさぶたになりきったかどうかは、必ず医師に判断して貰うようにしましょう。

もしかさぶたになりきっていない場合は、感染の可能性が残されています。

感染の可能性がある状態で登園し、ウィルスをまき散らすことが無いように気をつけてください。

幼稚園や保育園によっては、医師の証明書が必要になることもあるので、確認しておきましょう。


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その他、注意したい点は?


水疱瘡は小さな子がかかる病気だというイメージが強いと思います。

実際90%の人が10歳までに経験していて、そのうちほとんどの人が1歳から3歳くらいまでに経験していますが、大人になってから感染・発病する人もゼロではありません。

大人なってから発症すると重症化することが多いので、注意が必要です。

治療にはウィルスをやっつける飲み薬と痒みを抑える塗り薬が用いられます。

私自身は、幼なじみから貰い、妹と弟にうつして、幼稚園の夏休みに三人枕を並べて寝込んだことを今でも覚えています。

夏の暑さと体中の痒みがとても辛かったことを、何十年経った今も忘れていないのですから、余程辛かったのでしょう。

母親に怒られても我慢できずに掻き潰してしまった跡も残っています。

現在では、発症して早い段階で服用すると水膨れの数を抑えることができ、かさぶたになるまでの時間も短くすることが出来る飲み薬もありますので、「掛かったかな?」と感じたらなるべく早い段階で病院を受診するようにしましょう。

病院を受診する際は、予め水疱瘡の疑いがあることを病院に連絡してください。

2014年10月から、1〜2歳児を対象に予防接種が定期接種として無料で受けられるようになりました。

予防接種を受けるとウィルスに対する免疫が出来るため、発症をしないまたは発症しても症状が軽く済むなどの効果が得られます。

集団生活を始める前に、予防接種を受けておくことをお勧めします。


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